ナビの北海道旅行記2009 パート2
7月14日
トイレに行きたくて、一旦部屋を出る。時間にして5時過ぎ。道東の日の出時間は、この季節めっちゃ早い。もう明るくなっている。今日は晴れそうだね。こんな早朝なのにハーレーの6人が出発の準備をしていた。ありゃ〜早いんじゃないっすか?朝食も摂らずに行くそうだ。今日は納沙布岬経由で帯広までかあ〜、、、、。まあ〜気をつけて行って下さいね。

俺はもう一度布団にもぐりこんで爆睡開始。再度起床したのは8時前、、、。林さん岡さんと3人で静かな朝食。今日の俺は毎度毎度のごとく予定がない。気分的にレンタカーだから林道でも制覇しようかな?って画策している。

お二人は今日13時過ぎの飛行機で中標津空港から帰るので晴れているから奥さんの運転で半日だけでも市内観光でもするそうだ。こんなに晴れているなら絶対「北19号線」と開陽台は行った方がいいですよってお勧めアドバイス。
9時過ぎ2人の準備も整ってHP掲載しますんで!ってんでモシリバのご夫婦4人を撮影。挨拶をしたのち3人は出発していった。楽しいひと時有難うございました。
これからメロディーロードに行って、金山の滝を観光してから開陽台に行かれるそうだ。

15分後俺も予定はないけど出発する。まずは中標津へ出て、、、そうだね、今日は観光重視で走ろうか。
そうなると何処行こうか?まず何気に北19号線を走る。開陽台の側を走るんだけどこれはパス。俺にとって今では新鮮ではないから、、、、。よ〜く晴れているんだけど、、、養老牛のモアン山付近に来ると霧が発生。俺のレンタカーの後ろを走っていたバイクが急に減速、、、。あ〜合羽着るわけね!ご愁傷様です。俺は左手でレバーを下げればいいだけだから車の楽さが良くわかる。

でも清里峠まで来ると霧どころか本当に雨になってきた。
これじゃ裏摩周展望台はパスするしかないね。神の子池もパス。さくらの滝に向かう。養老牛付近では快晴に近かったのに札弦付近になると水たまりができるほどの雨模様。

案内板に従って さくらの滝の駐車場へ。雨が降っているけど、そんな中でもレンタカーをはじめ6台ほどが先に駐車している。ありゃりゃこんなに来ているのか、、、。もう隠れた観光地ではなくなっているかもしれないな。その内大手旅行会社が大型バスで神の子池とセットで来たりして、、、。
天然の要害として3.7mほどの滝で、以前来たときは数百匹のサクラマスが滝登りのアタックをしていたんだけど、今日は水量が多いのか?水温が低いのか、、、、ほとんどサクラマスの滝のぼりが見られない。間違いなく滝つぼにはサクラマスがいるはずなんだけどな。

20分ほど待っていたんだけど、2匹のサクラマスのアタックしか見られなかった。もっともどちらも失敗していたけど。このまま待っていてもムダに感じてしまったので出発する。野上峠経由で川湯温泉方面に。ここから天気は回復してきて晴天になってきた。やっぱり峠を越えると天気は極端に変わるもんなんだね。
この先、美留和地区にある摩周湖の伏流水を探しに行く。公園内で伏流水が湧き出ていて実際に飲めるらしい。場所は国道沿いらしいのでフィーリングで行き当たりばったり、、、、。
意外と簡単に見つかった。こんな国道沿いにあるのに俺って何度も国道走っていながら気が付かなかったのか、、、、。

摩周湖って存在は まあ殆どの日本人や観光する外国人は知っているだろう。でも、その伏流水を飲んだ人は?って聞くとかなりいないはず。摩周湖の展望台での水は単なる地下水をくみ上げただけなので伏流水ではない。俺は以前から気になっていた。摩周湖の水を飲んでみたい。
こ実際に摩周湖の湖面に降りるのは禁止されているし、あんな急峻な崖なんか一人で行けるわけない。まちがいなく死ぬわさ。それも人に知られることなくひっそりと、、、、。
そんな中で、安易に かつ実際に飲める伏流水ってのは、ここ美留和の伏流水と川湯温泉駅前の水。それと多和平、標茶にあるそうだ。ここも滅菌はしてはいないけど、直接水脈から引いているので安心らしい。お味は
んん〜ウメ〜っす!冷たくてサイコーっす!
こんな国道沿いにありながら誰も知ることなく伏流水があったなんて、、、俺ですら今回知ったんだもん。まだまだ俺って制覇しきっていないっすね!まだまだ隠れキャラが出てくるかも、、、、。
そんでは昼食でも摂ろうか!何処に行こうかな?って思ったんだけど、たまたま目にした弟子屈ラーメン。

このお店のスープに使われる水は摩周の伏流水をふんだんに使用しているらしい。それがウリなんだけど、、、もっとも美留和の水かどうかは判らないけど、よくよく考えれば水を沸騰させれば何だっていいんじゃないのかな?って思うのは俺だけかな?
今日は塩ラーメンを食べてみたい。
それでも何とも言えないあっさりとしたスープはやっぱり美味。釧路ラーメン系ではない独特な美味しいラーメンだ。今日は7月の平日なだけに混んではいないけど、それでも比較的お客さんは多い。

食後お店を出て標茶方面に進む。
すると多和平の看板が、、、、。久しぶりに行ってみるか。以前はバイクで走ったものの、場所を間違えて悩んだんだけど、今日はレンタカーのナビが役に立ちすぐ判った。

バイクと違ってレンタカーのカーナビの場合リアルタイムで地図が移動してくれるので、すぐ予定変更が可能なのが強い。
バイク用のナビも販売されているけど高価だし盗難の心配があって設置は俺だって躊躇してしまうもん。それに危なくて いつも画面みていられないし。
今日は晴れていて視界も良さそうだ。しかし時間が惜しくって展望台までは行けなかった。たいした距離ではないんだけどね。駐車場に止まっているバイク。ナンバーが大分だって!いや〜遠いところからようこそ!って言いたくなっちゃった。いくら高速道路やフェリーを乗り継いだって俺より1日は余計移動時間かかっているはずだもん。是非楽しんで欲しい。

俺もここでは美味しいパンを購入してモシリバのお土産にしていこう
多和平を後にして西別川の源流に向かう。西別川源流は昨年から行ってみたかった。

西別川は摩周湖のふもとを源流として別海町市街を流れ根室海峡へと流れ出ている清流の一つ。源流としては摩周湖の伏流水が毎分100トンも湧出している現在では最大の水量をほこる。神の子池の10倍程だろうか、、、、。
場所は奥西別川さけますふ化場を目指せばいい。どこを走っていても同じ光景に感じてしまう北海道なので、果たして西別川に到達するのだろうか?って思ったんだけど、思ったより簡単にふ化場に到着。

本当は湧水地に行って湧き出る水の姿を見てみたかった。しかし湧水地に行くにはふ化場の奥なのでふ化場を歩いて横切るか長靴を用意して川を歩いていく必要があるんだけど、俺は長靴なんて持っていない。それに ふ化場には関係者以外進入禁止の看板が、、、、。これじゃダメか。
当然ながら清流である川の水質はとっても綺麗で上流に行けば行くほど澄んでいる。ここには藻が発育していて その藻には今の時期だけ花が咲くらしい。白い花びらが梅の花に似ていることから梅花藻(バイカモ)って言うんだけど、日本には各地で清流である不純物のない綺麗な川の上流には咲いているらしい。ただ中々安易に行ける事が困難で西別川などは比較的容易に観賞することができるそうだ。

それでも梅花藻はすぐそばで咲いていた。決して大きな花ではないけど、水にユラユラと揺れている白い花はとっても綺麗だ。昨年からの念願が叶った感じ。いつかは湧水地まで行ってみたいもんだ。でもここはほぼ源流に近い場所である事にはかわりない。
でも源流にいるならば海に注ぐ河口も見てみたい気持ちも出てきた。石狩川や天塩川みたいに250kmも流域距離があるとメッチャ遠いから そんな気分にはなれないけど、西別川はたった70kmほど、時間も余裕が出てきたから。(っていうか湧水地探索を諦めたから)

ほぼ国道243号線に沿って流れ出ている西別川の存在を知るのは容易だ。ナビを駆使して何度も橋を渡ってジグザグに走ってみる。
やっぱり集落が現れるころになると、やっぱり濁りは免れない。梅花藻が咲いていた場所は透明度も高く下の砂が舞い上がっているのも確認できた。しかし別海市街付近まで来ると水の色は茶色みたいに濁っている。

やっぱり少なからず生活排水は混ざっている訳で、人間が生活する以上は仕方がないのかもしれない。
こんな濁っていても鮭は放流された場所(水質)を憶えているんだろうか?

西別川本流に対して色々な支流が合流してくると川幅はどんどん広くなってきて河口では川幅100mほどの大河になっていった。車を止めて河口周囲を散策。ここは漁港に直結しているので魚の香りがただよう。手を川面に入れてみても冷たくもなく感動には浸れないかな?
国道を北上する時に、茨散沼を確認。ここも最近ネットで発見した人知れずの沼で出来れば早めに行きたかった。「茨散沼」って書いて「バラサントウ」って表現する。

これを知ってる内地の人は実にマニアックだろうなあ〜。一応別海十景に指定されているんだけど認知されにくい場所にあるから。国道からダートを2kmほど走った奥に突然現れる沼は静かで落ち着く。人の喧騒も車の音も全く聞こえない場所。
ネットで見る限りではジュンサイが取れるらしい。思ったより流れはなく よどんでいる感じなので水はあまり綺麗ではなさそう。でも広い沼の前で落ち着くのもいいかもしれない。冬はダートが走行不能だろうから夏しか来れないけれども思ったより気に入った。次回はこの近くの兼金沼でも訪問してみようか?

まあ〜今回行きたい場所は大体行ったようだ。でもまだまだ足りないけど、、、。これからレンタカーを返却するには若干ながら早いかな?って〜とマニアックな俺はとんでもない事を考える。
返却するべき中標津空港そばのレンタカー会社の前を通り過ぎ一気に標津奥地の金山の滝へ。あえて観光地的要素は薄い滝なんだけども、今朝モシリバの奥さんに「金山の滝はロープがあって下に降りられるんだよ。」ってそんなバカな!

展望台から滝まで落差20mほど、、、危険だしロープなんて見たことないし、、、たぶん薫別温泉と間違っているんじゃないかな?って思ったんだけど、俺的にはガセだろうが何だろうが自ら検証しなければ納得しない。金山の滝に到着。思ったより けっこう遠かった。展望台では危険防止のためフェンスがあって、どうみても滝まで降りられる場所は見当たらない。もちろんロープなんて発見できなかった。
もしかしたら金山スキー場近くの別の滝なのかな?って思いそこから10分ほど先の金山林道沿いの橋付近で散策。どうみてもロープが見当たらない。もしかしたらかなり昔のことで危険防止のため撤去されたのかもしれない。これ以上の探索も意味がないので中標津に戻る。 

単純に国道で戻ってもつまらない。折角のレンタカーなんだしダートをもう少し走っていこう。アバウトで発見したダート。前方を見てみると、ま〜っすぐ続く道。いや〜これはオフロードバイクには最高なコースかもしれない。しかしこんな 真っ直ぐなダートが川北の近辺にあるなんて知らなかった。探せばあるもんですな!
川北まで戻ってきたので、どさくさでメロディーロードに向かう。
メロディーロードに来る観光客は多々いるだろう。俺だって何回も来ている。でも、、、最近曲が同じで飽きてきたかもしれない。

でもすぐそばにある川北海軍航空基地跡ってのは看板はあっても存在を知る人はほとんどいないはずだし関心を寄せる人もほとんどいないはず。看板が2枚一緒になっているのにね。そのうちそっちをメインに探索しようかな?
時間もリミットなので中標津で買い物をして、レンタカーを返却。いや〜楽しかったです。バイクに乗り換えてモシリバへ。今日は誰もいないと思っていたら、、、ありゃりゃ今日もハーレーが止まっている。嬉しい誤算。夜も楽しめるかな?

風呂に入ってから食堂に行くと食事をするのは俺だけらしい、、、、。ハーレーのライダーは遅めの昼食を摂ったそうで夕食はオーダーしていないそうだ。一人で食事をしてそのままくつろいでいると、、、奥さんに呼ばれてハーレーのライダーが登場!こんにちわ〜っす!彼は静岡県の富士から来ている小林さん。

今回初めて北海道をソロツーリングをしているらしい。知床方面は雨だし寒いし疲れたので近くで止まれる宿を探していたそうな。それが偶然モシリバだったそうだ。

昨日の残ったお土産などをモシリバの奥さんから小林さんに振舞ってもらう。彼は初めてだけに北見の豚まんやあんまんを美味しそうに食べてくれた。もっとも夕食ヌキってのも深夜には辛くなるからいいかもしれないけどね、、。彼は明日は早朝5時過ぎに出発したいそうだ。何で?って思うものの早くから行動を開始していろいろ廻りたいらしい。ただ何処に行くかは決めていないらしい。

それもアリかもしれないけれども、、、場所も宿泊先も決まっていないで早朝から行動するのはとってもリスクが高い。ましてや初めての北海道ソロツーリングじゃ いつか居眠り運転等で大事故を起こしかねないし、感動に浸れるのも少ないはず。俺のここ数年のツーリングスタイルを考えて説得。普通の時間にご飯を食べ普通に寝る。これでスタミナの消費を少なくすることもツーリングでは必要だからだ。

明日行くであろう場所を勧めて、普通に朝食を摂って9時頃でも出発することにしてくれた。問題は俺!!明日は弟子屈に泊まるだけ。しかも雨らしい。いやだなあ〜行くとこね〜じゃん。
23時過ぎになったので就寝させてもらうzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
本日の走行 レンタカー 427km バイク 37km
7月15日
朝は7時過ぎに起床。窓から外を眺めると、、、、やっぱり雨!あ〜こんな時天気予報って外れてほしいのになあ〜。小林さんも元気よく起床されたそうだ。俺のアドバイスがなかったら、、、今頃何処走っていたんだろうか?

やっぱり朝ごはんはライダーには必要だもんね。俺の薦めるプランを考えて、彼は開陽台方面から網走方面に向かうらしい。食後彼を撮影させてもらう。HPに載せるからね!って言っておいたんだけど、、、、遅くなっちゃった!ゴメン!
9時頃小林さんは荷物をまとめているので、俺もそれに付き合う形で出発の準備。雨の降っている状態でのバイクの荷物のパッキングほど憂鬱なものはない。出発の整った小林さんはモシリバを出発。一期一会ってのはいいもんだ、、、。15分後に俺も出発しよう。当てのない旅に!!。
モシリバの中村さんご夫婦に挨拶して出発。また遊びにきま〜す!走り始めればすぐ体が冷える。何気にいつものように古多糠地区を走っているので、まずは開陽台方面でも行こうかな?もっとも開陽台なんて興味はないし、川湯温泉付近をウロチョロして日帰り温泉で温まってロビーでのんびりくつろいで時間を潰すのもいいかもしれない。それならば今日宿泊する宿まで近いはず、、、、。雨降った時の俺ってすっごく軟弱になっちゃったなあ〜。

バイクツーリングの場合雨だとカメラ撮影がめっきり減っちゃうんだよね。もう年だからかな?

西7号線をしばし走行。バイクも車もいない、もちろん対向車も。ただただ走っていると、前方に小さな影を発見。ただバイクが走っているだけか、、、、。そう思って何も気にしていなかったんだけど、速度差があるので 小さな影がだんだん大きくなる。そのうち黒い軽自動車かな?って感じるが、やけに小さい、、、、。やっぱりバイクだ。

さらに近づくと、、、、あれハーレーじゃん。そこまででしかなかったんだけど、何気に見たハーレーのナンバー、、、、まさかね?偶然だよね、、、。でも積載している荷物や来ている合羽の色、ヘルメットのデザイン、、、。あれれ?小林さんじゃない?さっきモシリバ出発する時俺 見ていたもんね。今一度確認する。間違いない小林さんだ!

追い越しざまピースサインを送る。彼も俺の事が判ったみたい。俺が先頭で走る。やがて北19号線に入って一番のビュースポットで停車。小林さんに教えてあげた。何度も走っていると、どこの見晴らしがいいかはさすがに判る。日本の道100選やアウトライダーで掲載される場所。雨でもガスが少ない分遠くまで見渡せて美しい。

小林さんも感動してくれたみたい。彼とハーレーを撮影してあげる。ソロツーでは絶対できない芸当だもん。そのまま開陽台駐車場へ。行ってはみたものの展望台はガスがすさまじく駐車場からでさえその姿を見ることはできない。そんな中ツーリングライダーが7台ほど。みなさんお気の毒、、、。

ここでどうするか、、、小林さんは網走方面にいくらしいので、俺もお付き合いするかな?予定もなくヒマだから、、、。多分網走監獄くらいまでは一緒に行動できるでしょう。もちろん地図持っていないけど、、、、。開陽台を後にして弟子屈市内に入り川湯温泉方面に。これから摩周湖行ったってな〜にも見えないはずだからパス。
川湯温泉方面に向かって硫黄山に到着。何処行こうか走りながら悩んでいたんだけど硫黄山ならば問題ないだろうと思ったから。バイクから下りても雨降っているから合羽やヘルメットを着たまま、レストハウスへ、、、まずは暖かい缶コーヒーでも飲みたい。メッチャ寒いんだもん。

体を温めたところでガスの噴出孔へ、、、。言うまでもなく小林さんは初めての場所。噴出孔の目の前まで行けるのはおもしろいもんだ。俺って雨の硫黄山って始めてなのかな?たまたま雨が溜まっているところがあったので、手を入れると、、、
あちぃっち!!温泉を通り越して熱湯じゃん!
これは初めての経験でした。十分観光を楽しんでから 硫黄山を後にする。ヘルメットや合羽装着したまま歩いたんで多少体が温まってきた。そんな訳でアイスクリームでも食べようか!クリーム童話へ直行。申し訳ないけど合羽のまま店内に。本格的ジェラートを食べさせてくれるお店なので俺的にもお勧め!小林さんも俺と同じく5種類アイスが載っているスペシャルをオーダー。美味しいって言いながら完食してくれた。

今は1時過ぎなんだけど、、、小林さん今日の宿はどうするか?って話になって、、、、、折角だから海産物が食べたいそうだ。「できれば紋別辺りまで行ければ嬉しいんですが、、、。」そうなれば俺の知っている限り「紋別のシティーホテルでホタテづくし御膳がお勧めですよ!ホタテが好きならば、、、。」
ふと話をしている時気が付いた。カニはどうだろうか?小林さんはカニも大好きなんだそうだ。それならばサロマの「船長の家」がお勧め。値段の割りに、ある意味拷問に近いくらいの料理が出るので有名。折角網走、オホーツク方面にいるのならば行かなければ、、、。その場で空きの確認。相部屋ならばあるそうだ。速攻で予約を勧める。で、宿泊決定!

今日、食堂に行ったらビックリすること間違いなし。それどころかしばらくカニが嫌いになるかもしれない。これも経験ですよね。小林さんの今日の宿泊も確定したことだし安心してツーリングができる。それでは出発。藻琴峠経由で網走方面に向かう。峠に向かえば向かうほど霧が強くなってきて殆ど前が見えなくなってきた。雨じゃないのでヘルメットのシールドは曇るし道の状態は判らないし、、、。こんなんでエゾジカなんかが出てきたら2台撃沈しちゃうじゃん。絶対速度は上げられない。

途中、藻琴展望台があるんだけど、、、展望は出来そうにないのでパス。そこそこ時間を使って峠を下ると、、、そこは強風の世界。いや〜怖いのなんの。ニーグリップしっかりしなければ転倒しそう。しばし強風との格闘の末、藻琴公園で休憩。ここは今頃は単なる公園でしかないんだけど、5月下旬には広大な芝桜が咲いている公園になる。残念ながら今はその光景は見られない。ただイメージが自動販売機にプリントされているんで、その雰囲気を感じてもらう。
時間も半端だけど軽く食事でも摂ろうか。藻琴公園から藻琴駅まで移動。小林さんの今日の拷問となる夕食を食べるに今からラーメンもないだろう。
本物のJRの駅の事務所に「トロッコ」っていう軽食を楽しめるお店。これには小林さんもビックリされたそうな。俺も半端になっちゃったから小林さんがピザトースト、俺がナポリタンをオーダー。
俺って考えてみるとハーレーに乗った友達や知人は一人もいない。全て国産車組だ。そんなこともあり俺はハーレーについての知識はほとんどない。いろいろ教えてもらい参考になった。ハーレーでも安いもので100万円台から300万円台位まで。好きな人はそのバイクをカスタムしていくんだけど、、、いろんなパーツがあるらしい。もちろんメーカー純正ではない。ネットで探す人もいるらしい。

ツーリングしているとき すんごいハーレーを見ることがある。例えばハンドルが物干し竿みたいにぶら下がるタイプのハーレーとか、、、前輪がすっごく突き出ているハーレーとか見ると「乗りにくそう〜」って思う。でも一部ではあるけれど完全に不法改造車があるんだそうな、、、、。へ〜そうなんだ。ハーレー談義で時間がなくなっても困るし落ち着いたので出発する。
網走市内を縦断して、網走刑務所に立ち寄る。最初路上駐車しようかな?って思っていたんだけど、、、、やっぱり市営駐車場に止めるか。
鏡橋を歩いて刑務所入口へ。んん〜初めてだ、、、、。刑務所の壁沿いの花壇の植え込み作業を行っている人たち、、、。皆さん受刑者の方々じゃん。独特の作業着を着て10人ほどが3人の看守に監視されながら作業をしている。もちろん無言で、、、。

記念のゲートで刑務所を撮影してから、今度は博物館網走監獄に向かう。しかし帰るときも何とも気まずい雰囲気。無言で歩いて駐車場へ。網走監獄には10分ほどで到着。事前に決めていなかったので割引券を持っていない。仕方なく正規料金で入場。もしかしたら携帯Webで検索すれば割引表示あるのかもしれないけれども、、、。雨降ってるとめんどくさい。

ヘルメットだけ預かってもらって色々な場所を見学。人形を使ったジオラマは小林さんには結構ショックだったみたい。俺の知っている限りの知識を教えてあげた。できれば自宅に戻ってから網走監獄のサイトを見てもらうと、今見たジオラマの本当の意味を知ることができるんではないかな?

最後の売店コーナーで休憩。16時頃に網走監獄を出発。途中で小林さんともお別れ。彼はサロマ湖方面の「船長の家」、俺は弟子屈の「鱒や」さん。いろいろ楽しませてくれて有難う!!!!!

ソロツーリングになった俺は女満別方面に向かい、美幌峠から弟子屈に向かう。多分1時間30分ほど見ておけばいいか。しかし美幌峠なんだけど、、、、藻琴峠よりひどい霧。本当に5m先が見えない。こんな怖い道じゃ速度出せないじゃん。いや〜ビビリながらの峠越え。道の駅なんか駐車場に入ることも出ることも怖い。下手すりゃ車と衝突しちゃうよ。

しばらく峠を下ってくるとやっと湖面が見えてきた。いや〜目が疲れた。かなり瞳孔が開いちゃったかな?屈斜路プリンスホテルが左手に見えてくるともう少し。18時前には「鱒や」さんに到着。バイクの客は俺だけみたい。荷物を降ろして合羽を脱ぐ。いろんな作業が多いこと多いこと。1日中合羽を着ていると、さすがにジャケットも湿ってきて下着もグッチョリ、、、。洗濯したかったけど一番濡れたGパンだけ洗濯や乾燥だけ行っておこう。まとめてだとかなり時間がかかるらしいから。

残りは明日のホテルですればいい。まずは入浴。これが最高に気持ちよかった。あ〜極楽極楽!寒かっただけじゃなく下着まで濡れちゃったから暖かかくて気持ちよかった。しばし部屋に戻らずリビングでマッタリする。

やがて夕食。今日は俺を含めて5名の宿泊。釣りの常連さんと一人旅の若者、それから福島から来た年配のご夫婦。このご夫婦の旦那が面白いキャラで北海道の旅についてかなり豪語していた、、、、。何でも5回?位は来ているんだとか、、、。(ふ〜ん、、、5回だけね!)俺って道東の情報量は半波じゃない。モシリバ以外では自慢話になって誤解しかねないので、、、よっぽどでなければ話はしない。

そんな中で「俺は北海道は全部廻ったよ!何処でも教えてあげるよ!」だって、、、。こんな旦那の場合俺は逆に苦慮する。この人の知識に合わせてあげないと気の毒だから。だって昨日行った茨散沼って判る?キンムトーって知ってます?な〜んて言えないもん。それよりも明日9時出発の羅臼のホエールウオッチング観光船に乗船するそうだ。で、朝食を摂らずに朝6時に出発するらしい、、、、、。

実にナメている。ここは弟子屈ですぜ!斜里経由だろうが標津経由だろうが3時間強はかかる。出航が9時って事は8時30分ほどには羅臼に到着しなければならないんだから、、、どう考えても間に合わない。まさか常時120kmなんて滅茶苦茶な速度で走る訳じゃないでしょうし、、、。それだって怪しい、、、。でも「がんばってくださいね!」俺はこれくらいしか言えない。行ける!って豪語しているのに反論する理由もないから、、、。

今日は疲れた。21時過ぎに休ませてもらう。オーナーさんも話しに乗って来てくれそうももないし、、、。お休みなさ〜い!zzzzzzzzzzzzzzzz
本日の走行距離 247km
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